【上砂川町について】

北海道のほぼ中央部に位置する上砂川町は石炭産業によって繁栄し、最盛期には3万人を超える人々が生活していた。

1950年代後半以降、安価な海外産石炭の輸入や政府のエネルギー政策の転換の影響を受けた石炭産業は急速に衰退し、石炭産業に依存していた上砂川町は大きなダメージを受け、多くの人々がマチを離れた。

1987(昭和62)、上砂川町を築き上げてきた三井砂川炭鉱が閉山し、基幹産業を失ったマチは未曾有の危機に直面する。炭鉱閉山後の施設を利用した地下無重力実験施設も2002(平成15)年に閉鎖され、上砂川町は「石炭」、「無重力」に変わる振興策を模索している。

 



町 章

町 花 シバザクラ

町 木 ハルニレ

人 口 5,171人
(2000年10月現在)

上砂川町に関する統計

研究論文「上砂川町における石炭産業の影響と炭鉱閉山後のまちづくり」

【研究の概要】

日本の高度経済成長を支えた石炭産業は、政府のエネルギー政策の転換や安価で良質な海外炭の輸入によって急速に衰退し、ほとんどの炭鉱が閉鎖されてしまった。
炭鉱があった自治体のなかでも、「炭鉱城下町」とよばれ、石炭産業を唯一の基幹産業として炭鉱に依存してきた空知郡上砂川町を取り上げ、石炭産業が上砂川町に与えた影響や旧炭鉱施設跡地の土地利用、さらには基幹産業を失ったあとのまちづくりについて調査、研究を行う。